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セカンドライフ 2 韓国での仕事について@ ▲UP |
私は、1997年から2006年までの10年足らず、このハンガンのほとりにあるチョンノという日本で言うと赤坂、虎ノ門というような所でしょうか、各国大使館の立ち並ぶソウル市の中心にある<時事日本語学院>というところで日本語を教えておりました。ここは韓国最大の学院で、全国的に展開しております。
学院ではビジネス日本語を教えたんですが、生徒がビジネスマンで日中は仕事があるもんですから、どうしても早朝とアフター5中心となり、どうしてもキセル操業になってしまうんですね。つまりそれまでのサラリーマン時代に働いていた時間の両端で働くわけですから、慣れるまでは体調の管理とか、余暇の使い方とかに、随分戸惑いました。
だけど、慣れてくると、この変則な余暇の時間が、韓国のいろいろな人々との交流に使えて実に有益な時間となったように思います。初級中級のいわゆる基礎日本語は韓国人の先生が主に担当されるんですがビジネス日本語は上級の日本語が教えられ、且つビジネス経験の豊富な日本人講師が必要なんですね。能力は別として経験だけは誰にも負けませんでしたからね。
教える上で一番苦労したところは、習慣の違いでしたね。つまり韓国人は物事がすべてはっきりしているんですね。イエス、ノーがはっきりしている。たとえば売値のネゴ。「5%の値引きですか?難しいですね。私の一存では・・・一応前向きに検討してみますけど。」等の表現は向こうでは単刀直入に「それはだめです。出来ません」

「アンデムニダ。 モッタゲッスムニダ」
などとはっきり断ります。
他には敬語の使い方。日本でもかなり乱れていますけどね。たとえば得意先からの電話に「課長の田中様でございますね?」などと平気で言っていますね。注意すると「どこが悪いんですか?」などと居直られたりしますね。
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セカンドライフ 3 韓国での仕事についてA ▲UP |
【パワーポイントを使った講義方法】
会社で研究開発をやっていたので、ここでもまた悪い癖が出て、あまり誰もやったことがないPPTを使ってみました。面白い手法だと評判になって先生方に講習会で広めたり雑誌に載ったりしましたが、あまり普及はしませんでした。欠点は、慣れないPC作業に時間がかかり過ぎるんですね。私はいま韓国語を教えるときにこの手法を使っています。
<百聞は一見にしかず>と申しますから簡単なハングルをPPTでご紹介します。
簡単なハングルパワーポイント
ハングルはセジョン大王という朝鮮王朝の名君が考案したもので、子音と母音を巧みに組み合わせて作られており、英語をハングル表記しても言語にほぼ近い表記ができます。そのため、日本ではアパート、デパート、アウトのようなおかしな英語が横行していますが、韓国人は総じて日本人より流暢な英語を話します。
朴セリがLPGAで優勝した時の実に流暢な英語の挨拶をお聞きになった方もいらっしゃるでしょう。われらがハニカミ王子、石川遼君もそろそろ英語の勉強をしておいたほうがよさそうですね。
韓国語と日本語はモンゴルやトルコあたりまでに及ぶいわゆるウラルアルタイ語圏に属し、文法的にもまったく類似しており、おたがいにとてもなじみやすい言語だということが出来ます。
<私は、キムチを食べます>と
<私は、食べます キムチを>の差です。
また日本語とよく似た言葉が実に多いですね。そのほとんどが韓国から影響された言葉です。
例:シルム(すもう) クルム(雲) オボグロ(お袋) ワッショイ(ワッショイ) ドルボ(泥棒) ノッポ(のっぽ) ジャゲ(酒) ガジパル(かしわ) トゥブ(豆腐)
また、まれに日本語がそのまま韓国語になっているものもあります。
例:うどん、バケツ
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